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2022年5月

2022年5月 8日 (日)

10円壁画コイルの2連使用済

以前からもっていた下の使用済ペア、ローラー印の日付は34.5.1です。局名は東京中央でしょう。しかしこのコイル切手が2枚続き以上でも売られるようになったのは昭和35年2月1日以降だったはず。その日付のFDCも作られています。なのでこれは再接品だと思っていたのですが、改めてよく調べてみたところ、目打にそって軽い折れは認められるものの、どうも本当につながっているようです(水につけてみれば確実なことはわかりますが冒険はやめました)。
Photo_20220508085701

そこで「2枚続き以上で...」を改めて「普専」で確認しようとしたら、そのような記述は見つかりません。最後の頃の「日専」にも見つかりません。不審に思いながら数冊保存してある日専旧版をたどっていき、ようやく1980年版に次のような記載を見つけました。10_20220508085701

この記載をよりどころに、2枚続き以上で売るようになったのは昭和35年2月1日以降と思い込んでいたわけですが、改めて注意深く読んでみました。自販機を東京中央にしか置かないことと全郵普にFDCを売らせたこととに何の関係があるかはともかく、東京中央局では「すべて単片にちぎって売り出した」とあります。このときの自販機では機構上1枚ずつでしか販売できなかったので、わざわざ「このようなバカげたやり方」と書いてあるのは、郵趣窓口でも1枚づつにちぎって販売したことを言っているのだと思い込んでいたのですが、どうもそういうことではないようです。

行徳国宏編「戦後の郵政資料第2巻」にこのコイル切手発行時の資料は見当たりませんが、「昭和35年2月1日から東京中央郵便局切手普及課で、一般に売りさばくこととなった」と記載された資料が収録されています。この資料には、東京中央局で自販機のみで販売するという通達が前年1月24日にあったという記載もあります。そもそも東京中央の郵趣窓口では、(最初の数日間は不明ですが)このコイル切手そのものを販売しなかったのですね。ただし最初の数日間だけは、本当に郵趣窓口で1枚ずつにちぎって販売したのかもしれません。

ともかく冒頭の画像の使用済ペアは何?ということになりますが、上記日専の記載には、日本郵趣協会が会員に20枚宛て額面頒布したとあります。まさか東京中央の自販機で大量に買ってきてそれを頒布したわけでもないでしょう。何とか完封品を入手して、それを最大20連で頒布したと思われます。その頒布品をペアで使用したのが問題の使用済、ということになるでしょうか。

2022年5月 2日 (月)

5月の新記事

本家に新昭和切手の使用例を1本アップしました。今月は1本だけです。

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